墓地は大きくわけて次の3つに分けられます。運営形態、宗旨・宗派等の条件、交通の便、周辺の環境等、様々な視点からご説明させて頂きます。
墓地を選ぶと同時に制約ができてしまう「墓石のかたち」。場所を決めて、いざ墓石となった時に「希望にかなう墓石が建てられない霊園だった」とならないよう、どんな墓石にしたいか、かたちや色をイメージしておきましょう。
取り扱われている墓地のタイプは霊園によりさまざまです。お花で飾れるタイプが良いとか、ペットも一緒に埋葬できたら良いとか、希望がある場合はそれも考慮して選ぶと具体的な絞り込みができます。
お墓を建てたあとはお墓参りのために足を運ぶことになります。電車で行くのか、車で行くのか? どのような手段でお墓参りをするのか、また、その頻度を想定して場所を選びましょう。車以外の交通手段はあるのかなど調べておきましょう。
区画の陽当たりや水はけの状態、周辺は心静かにお参りができる環境や景観であるかどうかも、墓地を選ぶ際の大切な要素です。海の近く、山が見えるなど、ロケーションにこだわってみるのも選び方のひとつです。
手厚い供養をしてくれるお寺が良いのか、施設が整った公園墓地が良いのか、市区町村が運営する霊園が良いのか、墓地はその形態によりそれぞれ特徴があります。公営霊園や民間霊園のほとんどは、宗旨・宗派に条件はありませんが、寺院墓地を求める場合はそのお寺の宗派とあっているかを確認しておく必要があります。
管理事務所はどのようなことをサポートしてくれるか、法要施設・駐車場・休憩室などの施設はあるか。段差や階段などバリアフリーへの配慮はされているか、清掃はいきとどていてるかなど、快適にお墓参りができる設備が整っているかも大切なポイントです。
お墓は、購入する際にかかる永代使用料、墓石工事代の他に、墓地内の維持管理のために継続的に管理費がかかります。毎年決まった金額を納めることになりますので、どのくらいが許容範囲か検討してみましょう。
墓地を選ぶ時には、管理・運営をしている経営母体の状態をしっかりチェックしておくべきでしょう。寺院墓地ならお寺のご住職と、民営霊園なら管理会社の営業担当者とよく話す機会をもち、経営状態について質問しておくことが大切です。